平成19年7月6日・7日富山市で開催されました、北信越地区PTA連合会研究大会(富山大会)について報告いたします。
参加者、PTA会長と学校長、渉外係が例年参加していましたが、来年度は新潟が開催県となるため、2年生のPTA副会長にも参加をお願いしました。しかし、PTA会長は仕事のため欠席とのことでしたので、1年生のPTA副会長にも参加をお願いし、両PTA副会長と学校長、渉外係で参加させていただきました。
日程は、第一日目に4分科会に別れ、協議、第二日目に記念講演会と全体会を開催いたしました。
各分科会での協議内容は平成19年度北信越地区研究大会富山大会報告書としてまとめられ各会員校へ送られてきていますので、関心がございましたら、渉外係までご連絡ください。
報告書より渉外係が抜粋したものを掲載させていただきます。
第1分科会(高校教育とPTA)
新潟県立新潟東高等学校
「しゃべり場」で親子が語る本音の話−高校生教育にPTAができること−
本校PTAは年3回常任委員会を開き、各専門部の活動を進めています。文化教養部は年3回学期末に発行するPTA便り「つばさ」の編集と行事の取材を行います。育成部は、朝の通学時に交通安全指導を行い、「育成部便り」で報告しています。厚生部は、学校の正門前や校庭に咲くチューリップの球根の掘り起こしや植え付けを生徒達と一緒に行っています。
PTA総会は5月中旬の土曜日に開催し、午前中は授業参観と常任会を、午後は総会後に進路講演会と学年別PTAを行っています。土曜日に授業参観と進路講演会を同時に行うことで、少しでも保護者の方に学校へ来てもらうことを考えています。9月の文化祭には不用品のバザーを行い、収益金は生徒会に寄付しています。10月は全校文化行事として、生徒の皆さんと保護者の方に見ていただく映画上映やコンサートを行っています。
本校では、秋の文化祭に、親と子が本音を語る、子どもの望みと親の願いが語られる「しゃべり場」を平成16年度より開催しています。これまで各学年10名で合計30名ほどの生徒と20名ほどの保護者が参加して、毎年話し合いを行いました。学校からは校長、教頭、生徒指導の先生などがオブザーバーで出席します。
ふだん親と面と向かって話せないようなこと、学校や教員に対してなかなか言えないようなこと、また、友だち同士でも話さないようなことについて話します。これらの話し合いを通して、生徒、保護者、先生の相互理解が深まればよいと考えています。事前に生徒会がテーマを絞ってアンケートを全生徒から取り、それを基にして話し合います。「しゃべり場」では出た意見の是非を決めるわけではないので、さまざまな考え、話が出てきます。紹介した意見以外にも多くの話が語られました。また、「しゃべり場」がきっかけとなって親子が話をする時間が増えたという感想が出ています。今後もこのPTA活動の中心として続けたいと考えています。
他校PTAとの連携については、地域的に近い学校のPTA三役と校長、教頭、渉外部の先生方が集まり、PTA活動の問題点などを話し合いました。
「しゃべり場」もPTA交流会も、人と人が意思を伝えるにはお互いの顔を見て会話することが重要です。人は自分の言葉でしゃべることや、相手の返事を聞くことで、自分自身の考えが明確になることがあります。子どもに分かるように親の気持ちを伝えること、子どもの考えを真剣になって親が聞いてやること、それほど簡単にできることではないのかもしれませんが、実行しようと努力する親の姿を、子どもが将来、親になったときに思い出すことになると思います。
長野県大町高等学校
高校教育とPTA−魂・知・和を支えて−
大町高校は明治34年創立で校歌は「早春賦」の作者の吉丸先生です。大町高校はかなりユニークな学校で、まず第1に、修学旅行や林間学校がありません。そのかわりに、全校登山という伝統の行事があり、ただただ3年間山に登るという珍しい学校です。片道2、3時間、往復でも5、6時間程度の比較的楽な登山から、北アルプスの主峰3,180メートルの槍ヶ岳に登る2泊3日の縦走まで、多様なコースを組み、それぞれ先生と山岳部のOBなどが引率しています。
もう一つ、特徴的なものに制服があります。制服のある学校は珍しくもないでしょうが、中学と同じ黒の学生服で、女子も濃紺の制服を着くずすことなく、詰め襟をきちんと留めています。
さて、タイトルにつけました「魂知和」は、「こんにちは」というあいさつの当て字です。酒屋さんや八百屋さんのあいさつ「ちは」とよく似ています。意味は後付の感が否めませんが、広くて強くて豊かな優しい魂と知恵、それと人の和を育て、お互いに助け合って協力していこうという意味が込められています。生徒同士はもちろん、先生や外来のお客様にも大きな声であいさつをするので、学校中がいつも「ちは」「ちは」というあいさつで満ちています。全校登山といい制服といい、まさに質実剛健が名実ともに生きている古きよき高校らしい高校であります。PTAの活動は、競歩大会のときの給水ポイントでの警護やフィニッシュでの豚汁サービス、街頭補導への協力、PTAの会誌発行など非常にオーソドックスです。いい生徒、いい先生に恵まれてPTA活動は大変楽をさせていただいています。
ところが、先生方には中規模校ゆえの悩みもあります。例えば部活動で、生徒の部活動加入率が100%を越えるなど、スポーツと文化系のクラブを掛け持ちする生徒がいるほど熱心なので、先生たちは大忙しです。教鞭に集中するのが難しい状況であります。このような状況ですが、われわれPTAは、生徒が自由に伸び伸びと勉学や部活動に熱中できる環境を守り、先生方を全力で支えていきたいと思っています。
福井県立敦賀高等学校
敦高21世紀塾「Sトーク」
本校のある福井県敦賀市は本州のへその部分に位置し、日本海側有数の港湾として栄えました。現在は敦賀と北海道の苫小牧を結ぶフェリーなどが就航しており、港を中心とした街作りが進んでいます。本市を含む福井県嶺南地区は、原子力の開発や発電の先進地として15基の原子力発電所が建設されています。本校としても、原子力との共存を目指して、独立行政法人日本原子力研究開発機構とPTAがタイアップして、放射線主任者試験対策講座を行い、希望者に受講させています。
昨年創立100周年を迎え、同窓会の方々のご努力により100周年記念会館「飛躍」が建設され、授業、会議はもとより、ランチタイムや放課後は生徒に開放し、積極的に利用されています。また、同窓会、PTAなど一般にも広く利用されています。
本校のPTA活動では、総会の参加率は県下でも最高でありPTA活動の理解と活発な協力に感謝しています。本校PTAは4つの委員会に分かれています。総務委員会は、PTA便りの年2回の発行、研修旅行の立案、実行を担当。補導委員会は、夏季の夜間市内巡回指導を市内3高校で協力し、実施しています。進路委員会は、進路説明会や生徒の進路希望に合った指導を生徒や保護者にしています。「Sトーク」についても、この委員会が担当しています。母親委員会は、食育教育やヨガ教室、正月飾り教室など、保護者間の親睦を図る活動をしています。
PTAと学校が企画、運営してきたものとして、「Sトーク」の実施があります。PTA進路委員会と第1学年会の教員がタイアップして、1999年度から、いわゆる「特色ある学校づくり推進事業」の一環として「Sトーク」に取り組むようになりました。この事業は本校の卒業生やPTA会員を中心に、社会の第一線で活躍されている方を講師に迎え、人生の先輩による課外授業を通して、勤労観、職業観の育成を目的としています。対象は1年生で、各クラスに講師1名を派遣し、講師自身の職業や趣味を通じて知ってほしいことなどを話していただいています。「Sトーク」のSとはSenior(先輩)、splendid(素晴らしい)、 special(特別な)などの頭文字Sを取ったもので、21世紀に生きるたくましい力をつけ、素晴らしい人生を送ってほしいという願いを込めて名付けられました。昨年の「Sトーク」の講義では地元の警察官、本校卒業生の消防士、パティシエ、海上保安官、薬剤師、看護士、保育士、観光協会の方を迎えました。
「Sトーク」の授業後では、講師の方々とPTA役員、1年生の担任の先生が集まり、座談会を持ち、授業への感想や内容、運営上の意見、高校生に対する思いなどを話し合っています。また、毎年授業終了後、報告書を作成し、講義を受けられなかった生徒にも分かるように編集し配布しています。感想文からは、多くの生徒が興味を持って受講したことが伺われます。なお2004年(平成16年)度よりクラスごとの講義だったのを解き、生徒が希望する職種の授業を受講できるようになりました。
石川県立金沢二水高等学校
生徒会活動とPTA活動の連携
平成17年度よりPTA総会での承認を得て、全普通教室にエアコンが設置され、夏季休業中の前期・後期補習では快適な教室で受講できるようになりました。
本校は文武両道に精進することをモットーに、自由、闊達、明朗、真摯、精神の校風を半世紀にわたって培ってきました。平成15年度より「いしかわスーパーハイスクール推進事業」の指定を受け、現在2期目に入っています。
さて、PTA活動の中で2つの活動を紹介します。1つ目は二水アクト。今年で13回目を数えるボランティア・ゴミ収集です。決められた区域をグループごとにゴミを拾いながら、名所や旧跡をたどり学校へ戻ってくる奉仕活動行事です。地元の文化、歴史について知識を深めるという目的から、昨年度より清掃活動に名所巡りを取り入れました。生徒もゴミを拾うことで、ゴミを捨ててはいけないことを再認識しているようで、ボランティア教育としても成功しているようです。以前は2トントラック2、3台分のゴミが集まりましたが、最近は町をきれいにするという意識が高まり、ゴミの量も随分減っています。
この行事の後には、保護者の方々の協力で作られためった汁をいただきます。おわんやはしを持参するのも、限りある資源を大切にという発想から始められたものです。めった汁の他に、大量の氷で冷やした麦茶も用意します。ボランティア作業のあとの冷たい麦茶とめった汁は、生徒にとっては心地よい疲労感と達成感を満足させてくれる最高のいやしになっているのではないでしょうか。
2つ目は二水祭。本校は土日開催で、近所の住民の方や保護者、卒業生、OB、他校生、小中学生等、各年齢層の方々が訪れて賑わっています。3年生が模擬店担当ですが、その中にPTAも交ざり、めった汁のお店「おっかさん」を出店しています。アクトの時と同じめった汁ですが、二水祭では一般のお客さん用におわんを用意しています。おわんは洗浄して繰り返し使用するので、県民エコ・ステーションより移動食器洗浄車「ぴかぴか号」を無料で借りて、少ない洗剤と少量の熱湯できれいに洗うことを心掛けています。
年2回のめった汁を作る行事で、学校へ足を運ばれる保護者の方々には、普段通りの生徒の姿や学校の様子を知っていただくよい機会だと思っています。また保護者も学校行事に参加することにより子どもたちと学校教育活動を共有し、共通の話題を持つことにもなり、また保護者の目が子どもに向いていることの裏付けにもなり、子どもの励みにもなるものと考えています。
富山県立魚津工業高等学校
活力あるPTA活動めざして−パネルディスカッションを試みて−
新川地区唯一の工業高校であり、地域産業の発展を担う工業人を目指して学業に励んでいます。インターンシップ就業体験は全校生徒で行っており、カリキュラムに含まれ、単位認定することになっています。また、新川地区の「ものづくり」の学校として、専門分野の知識習得や資格の取得に積極的に取り組んでいます。各種ロボットなどの製作をはじめとして、徹底的に「ものづくり」にこだわり、高い技術の習得に努めています。また本校生徒は地域の小中学生を対象に「ものづくり」の楽しさの指導や支援活動を行い、マイコンカーラリー、エコランカー、ロボット大会などの各種大会にも出場しています。
さて、10数年前までは地区別懇談会を行っていました。各地区へ先生方が出向き、公民館などで保護者と先生の話し合いを持っていました。その後、保護者に学校へ来ていただいて学年別に先生と懇談を持つ学年別懇談会に移行しましたが、参加が非常に少なく、現在は全体懇談会に移行しています。一番多感な高校の時期に、両親がきちんと子どもたちを見守ってあげてほしいという意味を込め、一人でも多くの保護者の方が参加できるように、全体懇談会を実施していますが、顔を見るとほとんど役員ばかりで、一般会員の参加について研修部会で考えてみました。
その取り組みとして、生徒、保護者、教師の三位一体になった「PTSA事業」を実施いたしました。年齢や立場、考え方の違う三者三様の中で、本音で語り合える場のパネルディスカッションです。どのようなテーマで話をするかは、生徒、保護者のアンケート結果をもとに、生徒会と研修部会との会議を何回か開き決めました。「現在の魚津工業の校則について」「ニート・フリーターについて」の二つを議論しょうと、「これでいいの?この学校」をメインテーマに「高校生と社会人の語り場(現在と過去の常識)」をタイトルにして、パネラーに生徒7名、保護者4名、教師4名、そしてコーディネーターとコメンテータが下のほうに降りていき、パネルディスカッションをしました。
参加人数ですが、生徒、保護者、教職員合わせて112名で、相変わらず保護者の出席は少なかったというところが、非常に残念なところですが、2時間の討論で十分に話ができました。
パネルディスカッションは、1人でも多くの保護者の参加をいただきたいということで、開催日時を9月の土曜日2時間に設定しましたが、保護者の参加が少なかったということで、保護者への認知度をもっともっと高める必要があると考えています。また、本音の話し合いの場というのは、決して答えの出るような話し合いではないのですが、相手の考え方が分かり、今後いろいろなことでつきあい易いのではないかと考えています。
第2分科会(進路指導とPTA)
長野県中野高等学校
子どもたちの夢の実現をPTAと学校が支えあう
本校は、昨年度までの3年間、文科省のキャリア教育推進の指定校として、「体験を通じて将来を見通す能力を養う」というテーマで進路指導に取り組んできました。進路指導というと、ともすれば就職の口を世話するとか、大学に合格させるという狭い意味の解釈をされがちですが、本来は、どのように生きていくかということと切り離すことができないものです。したがって、進路指導に対するPTAの役割は、生き方を考える子どもたちを援助し、支えることではないかと思っています。そして、そのために、保護者自身が自分の生き方を振り返り、思いを巡らすことが必要なのではないかと思います。
具体的なことをお話ししたいと思います。1つ目は、「我が子を語る」で振り返る親自身の生き方ということですが、中野高校では保護者が入学時に「我が子を語る」という作文を提出するという取り組みが行われています。子どもの小さかったころの様子や、親の子どもへの思い、そして学校への期待などを書くのです。これは学校側の、生徒を全面的に受け入れたいという思いから、数年前に始まったものだそうですが、これを書くことは、同時に、親にとって自分の子育てを振り返り、子どもの将来に思いを巡らせる時間となります。これが、保護者が子どもの生き方と進路を考えるスタート地点になっています。
2つ目は、PTA総会に合わせた講演会です。一昨年は野沢温泉村で旅館を経営する森行成さん、昨年は彫刻家の浦野八重子さん、本年度は臨床道化師の塚原成幸さんの講演会を実施いたしました。森さんは、モーグル競技で長野オリンピック代表候補となりながら、スキルスがんと闘い25歳で亡くなった息子・徹さんの生涯に触れながら、若い世代に期待することを話されました。昨年の浦野さんは同窓生の彫刻家で、本校の玄関にペンギンの彫刻が創立80周年記念に設置され、みんなに親しまれています。高校卒業後、苦学をしながら彫刻の道に進み、現在は美術を通じて障害を持った子どもたちに生きる喜びを与える活動をなさっています。
最後になりますが、表題に掲げました「子どもたちの夢の実現をPTAと学校が支えあう」は、とても大きなテーマです。今回の発表はそのようにできているという発表ではなく、もっとそうすべきではないかという自戒の念でもあり、そうありたいという決意でもあります。中野高校に学ぶ生徒たちに、つまり、わたしたちの子どもたちが最後まで中野高校に誇りを持って学校に通い、自分の生きる道に出会い、この学校に来てよかったという思いを胸に、自分の進路に向けて力強く踏み出すことを心から切に願っております。そのために、親としてできることは何か、これをPTAとして真剣に考えていきたいと思います。
福井県立藤島高等学校
進路指導とPTA活動
本校は1855年、藩校の明道館としてスタートしました。昨年、創立150周年を迎えました。本校の教育信条は、「一、真理と正義を愛する」「二、自主と責任を重んずる」「三、敬愛と共同を尊ぶ」です。
さて、PTAの進路指導への関わりですが、一応4つの特徴があります。1つ目は、学校とOB、PTAが連携して行っている事業がカリキュラム化されているということです。2つ目は、親としての心構えということで、親を対象として事業を開催しています。3つ目に、広報誌を活用した体験を共用する。4つ目として、教育環境の整備を行っているということです。
具体的に少しお話しますが、1番目の学校、OB、PTAの連携ですが、2つの事業を行っています。職業観育成講座と「ようこそ先輩」です。文理選択を前にして職業観を育成し、自らの進路選択に役立てる。もう1つの「ようこそ先輩」については、同窓生が学校に赴きまして、大体10月の下旬に行っている事業です。
続いてPTA主催事業の開催についてです。これは、多感な子どもたちを抱える親を対象とした事業でして、7月の終わりに2つのテーマで毎年、子どもの心のケアの話と進路について講演会を開いています。
続いて、広報誌を活用した体験の共用ということで「PTA通信」を発刊しています。45号というと短いように思われますが、45年間続けているという意味です。
続いて、教育環境整備支援。こちらは、昨年150周年を迎えまして、記念会館をつくりました。これは食堂、学習室だけではなくて、多目的ホールとしても使えることで、これについては、建設実行委員会というのが2年前からあったわけですが、その中に、PTAの役員も入り、建設について具体的に参画させていただきました。もちろん資金的な援助も、若干ですけれどもさせていただいてます。あと、全教室を、ウインドファンが今は付いているのですが、エアコンに替えるということについても、PTAが設置計画をしています。
その他のいくつかの事業ですが、これは現在、学校の事業としてやっていますので、もうPTAの事業ではありません。始めた当初はPTAが進めましたけれども、毎年、地元企業もしくは大学などいろいろなところにおじゃまする職場訪問。それから、卒業生と語る会。こちらについては、卒業した学生さんに学校に来ていただいてお話をいただいています。あと、大学探索講座。こちらは、東大と京大だけなのですが、学校のほうにおじゃましまして先輩を訪ねて、先輩と交流をしながら何がしかのものを持ち帰る講座です。
以上いろいろと申し上げましたけれども、基本的に、進路指導について何がしかの得策があるかというと、それはないと思います。一番大事なことは、子どもたちが夢と志を持って自分の将来を見つめて、今何をすべきかということを子ども自身が感じてやれるような環境作りをすることが、やはりPTAの大きな役割ではないかと思います。
石川県立金沢辰巳丘高等学校
学校行事・進学指導とPTA
昭和61年、県内では初めて、芸術コースを持つ全日制普通科の高等学校として開設されました。
続いて、学校行事の紹介をいたします。シンビジウムコンサートと美術作品展の紹介です。芸術コース音楽専攻の代表的行事でありますシンビジウムコンサートは、毎年4月に開催され、会場も文教会館から石川県立音楽堂へと、規模も拡大しています。
次に「あいさつ運動」です。毎年5月、10月の登校時に、生徒会を中心にあいさつ運動をクラス全員、部活動単位で実施しております。PTAも、生活指導委員会をはじめ多くの会員に参加していただいて、生徒、先生、保護者がそれぞれ一緒に活動して、お互いに「おはよう」という声をかけ、すがすがしい気分になり、楽しい1日を過ごせました。
次に学園祭です。9月上旬に開催される学園祭「辰巳祭」です。昨年度のテーマは「環境を守り、エコライフを目指した循環型辰巳」でした。今年で22回目を迎えようとしています。地域の方々には、案内状、招待状、食券を持って1軒ずつ回りました。
次は、「めった汁とおにぎりの会」です。さわやか部活動の一環として、毎年、冬場の運動部の生徒を対象に週2回の合同トレーニングが実施されています。その合同トレーニングの初日に、恒例の「めった汁とおにぎりの会」が行われています。
続いて、ボランティア活動について紹介いたします。本校では、ボランティア活動に組織的に取り組んでいます。学校設定科目「ボランティア活動」を設定し、1年間に35時間ボランティア活動を実施した場合は1単位、70時間ボランティア活動を実施した場合は2単位を認めています。
次は、清掃活動です。この活動は従来、生徒会、JRC部が中心に学校周辺の清掃活動を実施していましたが、平成15年に、さわやか部活動の一環として、部活動に加入している生徒でのボランティア清掃を取り入れ、現在では、全校生徒による清掃を含め、年間計7回のボランティア清掃が行われています。
次は進学についての紹介をいたします。本校では、3年間を見据えた小論文学習に取り組んでいます。それは、大学等受験の手段のためだけではなく、読解力、表現力を養うことができ、社会の流れに対して敏感になり、冷静に判断する力が育つことが挙げられており、生徒の生きる力の基礎を育てることを目標にしています。この小論文学習を、本校では、「辰巳式小論文」と呼んでいます。
以上、紹介したように、本校には特色を生かした教育実践が展開されています。また、我々PTAとしては、今後の取り組みとして、本校の教育ビジョン計画に沿った活動の強化を図っていきたいと思っています。そして、我々PTAが学校の一番の応援団になるような形になればと思っています。
富山県立石動高等学校
PTA進路委員会の活動をより充実させるための取り組み
本校は、教育目標として「自主・誠実・実践」を掲げています。それでは、本題である進路委員会の活動報告をさせていただきます。進路委員会の主な取り組みでは、6月に学校視察があります。毎年、富山県、石川県を中心としました近辺の大学、短大、専門学校を2校から3校視察しています。
9月には、進路講演会および進路保護者会を実施しています。進路講演会については、昨年度は株式会社ベネッセコーポレーションさんから講師を招き、「近年の入試傾向と家庭学習の大切さ」と題した講演会を実施しています。
10月には、PTAの進路講和を実施しています。本校ではこれを「自前講座」という名称で呼び、特に力を入れている活動の一つです。この自前講座は、保護者が講師になり生徒の前で進路講和を行うものです。生徒に正しい人生観や職業観を身につけさせることを目的としています。この自前講座の取り組みについて詳しくご紹介します。
まず、学校側の進路指導として、将来の就職を意識して大学の学部・学科を選択させたいという方針があります。しかし、生徒たちには次のような悩みがあり、うまく目標が定まらないのが現状です。「職業の内容がよく分からない」「高校での学習や部活動などの体験がどのような職業に生かされていくのか分からない」「仕事をしていくうえで大切なものは何かがよく分からない」などです。そこで、これらの悩みに対して我々PTAとして何ができるかを検討した結果、生徒たちの職業観の育成、進路選択の参考になることを目標に、PTA役員の人生経験を踏まえた進路講和を実施してみてはどうかということになりました。
実際にどのような職種の方に講師をお願いしたかといいますと、とても幅広い職種の方に講師をお願いしています。18年度の場合、報道メディア、介護福祉士、保育士の方が、会員外からお願いした講師の方々です。講師を選ぶ際に苦労することは、保護者の中に生徒の希望する職種の方がいるかどうか、また快く講師を引き受けてもらえるかどうか、というような点です。
最後になりますが、石動高校およびPTAとしては、この自前講座の継続を通じて、家庭での共通の話題を提供することにより、少しではありますが、家庭内での親子の会話の機会を増やすことに寄与できたのではないかと考えています。また、保護者側としても、自前講座を通して高校生とコミュニケーションを取ることにより、現代の若者の考え、悩みなどへの理解が深まったように感じています。これまで、生徒の勤労観、職業観、人生観の育成を目的に、この自前講座に取り組んできました。今後は、他校のPTA活動も参考にして、よりレベルアップした活動にしていきたいと考えています。そして、子どもたちのために、PTA進路委員会の活動をさらに充実したものにしていきたいと思っています。
新潟県立長岡商業高等学校
本校のPTA進路研修委員会の取り組み
進路研修委員会の取り組み内容について報告させていただきます。内容としては、高校生の進路に関する保護者への啓発活動、資料提供と、それに伴う諸準備と運営となっており、主な活動として、保護者のための進路研修会と称して、進路講演会を年2回、学校見学会を年1回実施しています。
もう一つの活動として、学校見学会を行っています。保護者、生徒対象に上級学校見学会を年1回、例年夏休みの初めに、平成17年度からは、PTA主催で、生徒も一緒に参加する形で見学会を実施しています。
続いて、進路研修会の今後の課題です。1つ目に、出席者の少なさです。進路講演会に限らず、PTA総会もそうですが、残念ながら参加者が大変少ないのが現状です。参加された方のアンケートには、ほとんどの方から「大変勉強になった」「とてもためになった」などの好意的な感想の回答があり、内容についてはそれほど悪くないのではないかと思っています。問題点は別にあることが考えられます。「講演会についての情報が保護者に伝わっていない」「保護者の都合が悪い」「仕事や用事などで忙しい」などが考えられます。
2つ目に、次年度への引継ぎです。本校の委員会は、各クラス2名からの評議員で構成されています。評議員の任期は1年で、次年度は被選挙人名簿から外れる申し合わせになっており、新しい委員のかたに替わります。次年度も評議員を引き受けていただけるように立候補を受け付けてはいますが、ほとんど立候補が出ないのが現状です。そのため、各委員会で1年間活動を行ってきた者が、役員が替わるために仕事内容がうまく引き継がれないという問題があります。申し送りなどをして文書として残してはいますが、新年度の全員が初めてPTAの活動をされるので、発展的な活動になりません。一方で、1人のかたに継続して役員を引き受けていただくということは、ある特定のかたにPTAの仕事が偏るという弊害もあります。1年の任期の申し合わせは、変えないほうがいいのではないかと考えています。
最後になります。本校のPTA規約の第3条に「本校の教育方針に基づき、その振興を図るための事業を行い、併せて、学校と家庭との連絡を堅密たらしめることを目的とする」とあります。現在のPTA活動を見てみると、進路研修委員会の活動のほかにも、さまざまな活動を行っていますが、会員の出席が少なく、まだまだ目的の達成には程遠いのが現状です。まず、多くの方に来てもらうこと、参加してもらうことが大事で、そのためにはやはり、来てよかったと思ってもらえる行事にするために内容の充実を検討しなければならないと、この原稿をまとめて改めて実感いたしました。参加して楽しいPTA活動になるように努力していきたいと思います。また、皆様からは、活動についてご教示いただければ幸いです。
第3分科会(生徒指導とPTA)
福井県立福井農林高等学校
心豊かに生きる人に育て −親と教師が連携して子どもを支える−
本校は、農業専門の職業高校です。生徒数430人の小規模な学校です。平成18年に文部科学省の「スーパー専門高校」に指定されました。
学校生活では、北海道で「ファームスティ」を行ったり、インドネシアの農業高校と交流活動を行ったりしています。実習で育てた野菜を校内で販売する「ふれあいマート」、30キロ競歩大会、田植え祭、体育祭、農文祭などの行事があります。「日本水大賞」では農業水路に「魚道」を設置するという活動で昨年グランプリをいただきました。
本校のPTAは、PTA会報の発行や農文祭のそば打ちなどを行う総務委員会、ふれあいトークや生徒の街頭指導などを行う生活指導委員会、進路説明会や模擬面接を行う進路指導委員会、この3つの委員会の活動を行っています。PTAでは、「グリーンメール」という緑色のペーパーに、学校と家庭をつなぐということで、学校の様子を載せて、毎月全家庭に配布をしています。
今回は、PTAの活動の中から、ふれあいトークと農文祭への参加の2つの活動を紹介します。
ふれあいトークは、親同士や先生と親がいろいろなことを話し合う懇談会です。市内数箇所で開催していますが、年々参加者が減ってきました。それで、去年から「福農ならでは講座」という新企画を取り入れました。健康講座やフラワーアレンジをする草花講座、ジャム作り講座、鶏舎の卵を集めてきて洗いパック詰めするという卵講座、などを実施しました。参加者からは「楽しくて非常に貴重な体験ができた」と大変喜ばれました。参加人数も、今までの懇談会の倍ぐらいに増えました。このお楽しみ企画のあと、生活指導や進路などについて、10数名ぐらいの分散会形式で懇談会を開きました。生活指導面では、服装、携帯電話、校則の遵守という面で実態はどうなのか、どう改善していくかということを、みんなで話し合いました。家庭でのしつけということでは、考え方が一人一人違います。それで、校則をきちんと守るということを前提に、話し合いをしました。委員会では、話し合われた内容を全部資料にして、全家庭に配布しました。
また、各クラスの評議委員に学級PTAを企画してもらいました。とにかく集まって親同士が話をする、あるいは先生と親が話をする、子どもを交えてボーリング大会やバーベキューをするなど、学級単位で、先生、親、生徒が集まるというものです。その結果、3年間に親同士が交流をしながら、家庭的なつきあいをして、貴重な情報交換ができるようになり、大変喜ばれました。
農文祭は、収穫感謝祭をかねた本校独自の文化祭として11月に開いています。農産物即売もするので、一般の方がたくさん訪れます。PTAとしてもこの場を借りて、子どもたちと触れ合おうと、そば打ち体験、そば打ち道場を行い、来校者にそばをふるまったりしました。PTAの会員約80名がこれに参加しました。農文祭を親が見て回る時間もありますので、子どもの様子を知ることができ、その話を家で子どもとして会話がはずむという貴重な1日となりました。
ふれあいトークや農文祭への参加をきっかけにして、体育祭の応援の参加、競歩大会での湯茶の接待、30キロ競歩大会に自らが参加するとか、学校に来るPTA会員が増えてきています。
子どもを取り巻く環境は、情報化時代で非常に複雑になっており、子どもたちへの犯罪や誘惑も身近なものになっています。また、親の世代と子どもたちの間では、身だしなみや携帯電話の使用など校則の意識についても大きく変化してきています。このような中で、ただ一方的に「これをしたらだめ」と言っても効き目がありません。親として、先生方からいろいろなアドバイスを聞く、あるいは子どもと会話をすることで、生活指導面での改善につながっていくと思います。親がありのままの姿を見せて、PTA活動を通して子どもたちと共に育ち学ぶという気持ちで、子どもたちを応援していくことが大切であると思います。
石川県立富来高等学校
地域の人々から評価される学校づくりを目指して
本校は、1942年、今から65年前に設立された富来町立実科高等女学校が前身で、1950年に県立普通科高校としてスタートしました。
平成13年には連携型中高一貫教育が始まり、連携校である富来中学校と合同でさまざまな行事を行っています。中高合同体力テスト、中高合同体力作り、合同での漢字検定や部活動などで、幅広く連携を取っています。また、増穂浦で行われる地引網は、総合学習の一環として、中学生と高校生が力を合わせて綱を引き、富来の豊かな自然を肌で感じています。同じ増穂浦で行う海岸清掃は、小・中・高がそれぞれ行っていたものを、中高一貫を受けて合同で行うようになりました。
このように地域に密着し、地域に根ざした行事が多く行われている背景には、本校が小規模校であるということがあります。全校生徒151名、そのほとんどは富来中学校から進んできています。また本校は3年前に石川県の「インターンシップ推進校」の指定を受け、キャリア教育を行っています。地元富来の事業所にご協力をいただいています。また、「グリーンツーリズム富来高校」と銘打った学校開放授業では、地域の人を講師に招き、地域について学んでいます。
一方、本校のもう一つの特徴に、富来から世界へ視野を広げるべく、普通科に国際コースを設けていることです。地元に親しみ、世界に目を向けることができる。広い視野を持った人材の育成に力を注いでいます。国際理解講演会を年に2回開催しています。今年は、数学者で大道芸人でもあるピーター・フランクル氏を迎え、数学の不思議さや、外国人から見た日本について講演していただきました。インターナショナル・セミナーでは、富来地区の小・中・高校生を募り、1泊2日の日程で英語を使用した活動に参加しました。国際コースの学習の一環として、オーストラリアで海外語学研修も行っています。
本校は中・高一貫、小規模校、国際コース、これら3つの特徴を生かしながら、教育目標の実現に向けて取り組んでいます。
わたしたちPTAは、このような学校と連携を取りながら、花いっぱい運動、カーブミラー清掃、自転車マナー一斉指導、身だしなみ検査、模擬店出店などの活動を行っています。PTAの環境美化委員と生徒で行う、花いっぱい運動ではPTAが土作りから教えます。今年は校舎の前にプランターが並べられ、美しく飾られました。カーブミラー清掃、自転車マナー教室、身だしなみ検査はPTAの生活指導委員会が学校と連携して行っています。頭髪や、服装の着こなし方などが主な検査項目になっています。また学園祭である「富高祭」では、母親代表委員会のメンバーが毎年模擬店を出店しています。このように保護者を中心とした地域の大人たちが、さまざまな場面で子どもたちとかかわり合うことが、本校におけるPTA活動の最大の特徴であり、これが生徒指導やほかの面でも生きていると考えております。
まだ、年度の前半ですが、本校の生徒はさまざまな分野で活躍しています。食育王選手権では、富来の地元食材を用いた伝統料理を作り、全国第4位の成績を収めました。また、スピーチの全国大会でも、「地震と環境」をテーマにし、高い評価を得ることができました。
この豊かな地域で育まれた人と人とのつながりが、本校の最も大切にしていくべきものだと考えています。今後は学校とPTAがより密接にかかわっていくことができる工夫や、本校のPTA活動を広く知ってもらえるような広報活動を積極的に行っていきたいと考えています。
富山県立八尾高等学校
地域と連携した生徒指導の実践
本校は、越中おわら風の盆で全国的にも知られる富山市八尾町の西方の丘に建ち、富山市内はもちろん、富山湾まで一望できる自然環境に恵まれた所に位置しています。
本校のPTAは「井泉会」(せいせんかい)と称し、8つの地区で構成され、役員も地区ごとに副会長、各学年委員、地区委員、広報委員、生徒生活委員が選出されます。役員会は年6回開催しています。
地区別保護者懇談会は、毎年6月下旬から7月上旬に、地区ごとに開催し、学習、進路、学校生活、家庭生活、PTA活動、そして地区の抱える諸問題について意見交換をしています。総会とは異なり、日ごろ交流のある近隣同士なので、和気あいあいとした雰囲気の中で本音の話が行われます。この懇談会の意見が発端となって、平成5年には第2グランドが整備され、平成7年には大沢野地区に通学バスが実現し、16年には普通教室に冷暖房設備が設置されました。
親と子の懇談会は昭和50年より続いており、当初は全体だったのが昭和60年からは各学年で開催するようになりました。テーマは役員会で決め、保護者代表が資料を作成し、副会長が司会進行に当たります。テーマは全学年統一のものや学年ごとのものにしたりして、毎年工夫を凝らしています。生徒からは各クラス代表2名、生徒会役員7名の希望者が出席します。教師は懇談に出席しないこともあり、自由で活発な意見が交わされます。毎年、生徒側からは、親に対する要望や校則についての意見のほか、「勉強と部活動の両立が大変である」などの本音が出ます。また、保護者側からは、「よその子どもがどんな考えや意見を持っているか、どんな生活を送っているかなど参考になる」という意見、「八尾高校生の頑張っているようすが分かった」という声が聞かれます。
地区別保護者懇談会や親と子の懇談会により、校則の変更、通学路の街灯設置、携帯電話のルールを決めての校内持ち込み許可などが実現しました。
この他の活動としては、PTA総会には長年、学年保護者会を開催してきましたが、平成12年よりPTAが主催して、進路や子どもの心の理解に関する研修を行っています。講演が中心ですが、内容によっては、生徒も一緒に聴きます。平成17年には学校協議委員より、ニュージーランドのギズボン高校生の受け入れについて提案があり、保護者の方々にホスト・ファミリーになっていただきました。また、部活動の外部講師には同窓生や保護者をお願いしています。特に体育大会では「越中おわら節」を、郷土芸能部と一緒に三味線・胡弓・太鼓・歌を演奏し、全校生徒で踊ります。
PTAの広報活動としては年2回、9月上旬、3月上旬に「PTA通信」を広報委員会より発行しています。内容は学校およびPTA行事、保護者の広場、進路状況や部活動の成績などです。
平成14年から八尾町の幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校が連携した「八尾学園推進協議会」を立ち上げ、体育大会での幼稚園児による演技、さわやか運動、お泊り保育ボランティア、「さわやかクリーンデー」、「夏休みわくわくサマースクール」などの活動に取り組んでいます。
近年、小・中・高校生の痛ましい事件が相次いで起こり、子どもたちを取り巻く環境が悪化してきています。学校、家庭、地域社会がそれぞれ教育的役割を十分に認識し、互いに連携、協力して、高度情報化・少子高齢化社会に対応していくことが重要です。本校PTAは地域社会と密接に結びつき、より多くの会員の参加によって活性化するように地道な努力を積み重ねていきたいと考えています。
新潟県立柏崎工業高等学校
夢育て、人を育てるPTA活動
本校の特色である職業体験は、平成12年度より実施しています。昨年度は10月17日から3日間、2学年全員が参加して実施されました。またインターンシップを基に技術・技能の向上を目的に、昨年度から2週間のデュアルシステムを実施しています。2学年10名が参加しました。また、高・大連携にも取り組んでおり、7月に1学年全員が研究室の訪問、3月に1、2学年で出張講演をしています。地域への参加としては、「柏崎工業メッセ2007」において、インターンシップやデュアルシステムの紹介をしています。
本校のPTAは家庭と学校の相互理解と協力により、教育の充実を図ることを目的に活動しています。PTA見学会では、昨年度は、新潟工科大学、岡本硝子、長岡技術科学大学にいきました。「PTA便り」は年3回発行しています。保護者の目に留まるよう、表紙には生徒の活動の様子をカラー写真で紹介しています。巡視については、市内、小・中・高合同パトロールや、本年度新たな取り組みとして、登校時の巡視を計画しています。文化祭では昨年度、PTAサロンを新たな取り組みとして開催しました。PTA各種大会や地区PTAの内容を中心に展示しました。
それでは、携帯電話を含む情報化社会への対応について、本校の取り組みについて紹介します。
携帯電話使用による生徒指導件数は、平成16年度6件、平成17年度6件、平成18年度3件でした。
「学年便り」は週1回、週末に発行され、翌週の予定や保護者への連絡等、学校のようすが家庭に届くよう工夫がされていますが、昨年の12月、1年生の学年便りで、先生から「携帯電話が気になる」ということでお話を書いていただきました。
次年度のPTA総会に向けての役員会で、携帯電話について意見交換を行いました。携帯電話の使用について、「新年度に学校の方針をアピールしてほしい」「マナーを守る」「いけないことはいけない」「もっていない生徒への配慮もしてほしい」という意見が出ました。その意見を基に今年度の取り組みとして、入学式当日、PTA入会式で新入生保護者に向けてお願いをしました。また、校内にマナー啓発ポスターを掲示し、生徒のマナー向上を目指しました。
この取り組みから、改めて学校、生徒、家庭が情報を共有し、共通認識を持つことが大切だと感じました。本校は3つの方法で連絡を取っています。学年便り、生徒指導便り、PTA便り、ボランティア情報が家庭に配布されますが、その中で重要なものについては、通い封筒を使い、家庭に文書を届けています。また緊急事項については、学校情報メールを発信しています。この2つは、2年前から始めた新しい試みです。通い封筒は、家庭に届いた月日を記入し、なつ印し、学校へ返却してもらいますが、これは生徒と保護者のコミュニケーション・ツールの一つとして考えられたものです。学校情報メールは学年ごとに登録制となっています。
昨年度まで3年間、地区PTAは総会後に開催しておりましたが、時間が短すぎるという反省から、PTA総会を1か月早くし、地区PTAを7月から8月上旬に開催し、そのあとPTA便りで報告することになりました。今年は14地域の会場で地区PTAを開催します。その共通テーマが「携帯電話について、メディアへの対応」です。テーマに沿って学校と保護者が話し合うことで、携帯使用のルールやマナーについて、家庭で生徒と語りあうきっかけになればと思っています。
工業高校では「ものづくり」を学びます。「ものづくりは人づくり」といわれます。一歩進んでPTA活動は生徒一人一人の夢や目標を応援しながら、親も子も育つ場になればと考えています。
長野県上田千曲高等学校
情報化社会の進展とPTAの役割
本校における携帯電話の利用・使用に関するアンケート結果について発表します。情報化機器の代表でもある携帯電話について、使用が高校も含めて低年齢層に急速に浸透し、ネットを使ったさまざまな問題が広がっています。この状況を踏まえ、本校の携帯電話の実態を調べるため、生徒、保護者、教職員に対し、アンケート用紙によるアンケートを実施しました。
このアンケート結果から、まず生徒、保護者、教職員では携帯電話の利用・使用の目的がかなり違うということが分かりました。生徒はインターネット接続ツールとして携帯電話を考えています。次に契約内容から、生徒はメール・インターネットが定額について中心に考えており、電話本来の機能である音声通話については保護者、教職員が中心としています。1か月の支払いは、生徒5000円から1万円が75%を占め、その大半を保護者が負担しており、保護者、教職員は半数以上が5000円以下であります。生徒の利用・使用について、インターネットを利用したホームページやブログの作成に、4分の1が加わっていること。また使用のモラルが低く、校内、公共機関など、基本的な考えが不足しています。
では、わたしたちはこれから何をすべきか考えてみました。まず、生徒利用・使用の中心が、さまざまな情報を無制限に入手できるインターネット接続にあることを再認識せざるを得ません。確かに携帯電話は便利なツールです。この辺について、わたしたちはどの程度内容を知っているか、不安なところです。インターネット接続について、生徒はどこにアクセスしているのか、何がいけないのか、何が危ないのか、何が危険なのかが疑問として浮かんできます。これらについて、わたしたちも保護者の立場として現状をしっかりと認識し、情報の収集を重ね、例えば保護者の学習会などを開催しなければならないと考えています。すでにたくさんの学校ならびにPTA活動として、学習会、研修会が開かれているとのことですが、これらを通して情報を共有していきたいと思います。
幸いなことに、インターネット接続などに関する相談の窓口も身近に開設されています。特にNPO法人が設立され、各種サポートがなされているそうです。わたしたちはこれからこれらの機関を活用し、学習会、研修会を開催する機会を持ちたいと思っています。また学校生徒指導係と密接に情報の交換を重ね、タイムリーな指導を心掛けていきたいと思います。聞きかじりのあいまいな情報では、子どもに納得のいく説明はできません。最新の情報を家庭に生かし、子どもに対して自信を持った指導、接し方ができる力を身につけていくことがPTAの役割の一つと思います。今後本校PTA会員の皆様に報告する機会を設け、共通の理解を深めていきたいと思います。
今までのPTA活動を通し、子どもの教育の学習面は先生がたを中心にお願いすることにして、しつけの面ではわれわれ保護者の責任が一層重要になってきたと思います。皆さん、いかがでしょうか、本日の発表が「PTAの役割とは何か」という命題に向けて、今後の取り組みの一助となれば幸いです。
第4分科会(家庭教育とPTA)
石川県立小松明峰高等学校
家庭と学校の連携における地区懇談会の役割
PTA組織は、研修、広報、生活指導、母親委員会の常任委員会があります。母親委員
会は「明峰祭」で「ママの店」というバザーを開き、子どもたちとともに参加しています。
平成4年に、環境保全、リサイクル運動をPRしょうと、スーパーマーケットの買い物用
ビニール袋の代わりに「買い物袋持参で買い物を」という趣旨で、木綿製の買い物袋を作
成し、明峰祭で販売したのがきっかけです。翌年には、リサイクル運動と母親同士の情報
交換の場として、各家庭に眠っている品物を販売し、再利用してもらうということになり
ました。これが第1回明峰祭バザー「ママの店」です。それ以来、毎年明峰祭に参加し、
バザー当日は、生徒、学校職員をはじめ、会員も多数訪れ、大盛況となっています。「ママ
の店」を通し、母親と生徒たちの触れ合いの場ができ、明峰祭への参加者も大幅に増やす
きっかけになりました。生徒の学校生活や雰囲気も知ることができます。また、家庭では
見られない子どもの活躍している姿も見ることができます。幅広い母親の知人ができ、情
報のネットワークが広がったということもあります。家庭以外での母親の姿、様子を子ど
もたちにみせることができる。子どもと共通の話題ができ、家での会話が広がったなど、
たくさん素晴らしい利点を生んでくれました。毎年、母親委員の皆さんは生き生きと「マ
マの店」の運営を行っています。これからもぜひ続けていってほしい活動です。まず、主
役は子どもたちです。子どもたちが輝く明日に向かって駆け回ってほしいと思うのは、ど
この親でも同じ気持ちです。ただ、わたしは「先ず隗(かい)より始めよ」と思っていま
す。
自分の息子や娘をそのような人間にどのようにしていくのか、どのようにして育ててい
くのか、それを考えなければ第一歩はない、と思っています。参考書やマニュアル本を
読んだだけで解決する問題ではないと思っています。現在、多様な価値観の違いの中で
子どもたちはたくさんの情報の中に埋もれ、出口が分からないでうめいている子どもた
ちもいます。親が常識という非常識を振りかざして子どもたちに向かえば、子どもたち
は価値観の違いの中で葛藤してしまいます。非常識な常識を親が押し付けることになります。
一番大事なことは、自分の目で見、感じ、時には体感し、考えることが大切であること
を子どもたちに伝えることです。それには、大人たちが実践、行動することです。情報を
集め、問題を共有化し、共に考え、議論し、解決の道を探すことです。学校の状況、方針
も情報として取り上げること。子どもたちの状況を把握する大切な機会になればと思って
います。子どもたちと共通の話題を持ち、話し合える機会をもっと増やし続けなければ、
子どもたちが何を考え、どうしたいのか、分かってやることさえもできないと思っていま
す。
今の教育を考えたとき、きれいごとの議論や他人任せの教育ではいけないとつくづく考
えさせられました。素晴らしい行事をより有効に運営し、発展させていくことが、本校PTAの発展、充実につながるものと思っています。
富山県立氷見高等学校
学校と家庭とのより密接な連携による教育活動を目指して
−氷高ほっとメール(教育・安全情報提供サービス)の可能性−
「氷高ホットメール」、県の教育安全情報提供システムの利用への保護者側からの期待とご提案をさせていただきます。
学校と家庭との連携を密にし、今後のPTA活動を活発に展開するために、昨年2月より稼働しているこのシステムは基本的に、不審者などの安全情報や子どもたちの学校の様子が、保護者の携帯メールに直接届けられるものです。
去る平成17年度には、全国的に通学路で不審者による事件が発生し、富山県では全国に先駆け、平成18年2月より生徒の通学路等での安全確保を目的に、各学校で電子メールを利用して、リアルタイムに不審者情報を含む教育情報を提供するシステムが構築されました。
氷見高校ではこのシステムを「氷高ホットメール」と名付け、登録者数は190件を越えています。登録者数を増やし、より効果的に運用することについて学校側と相談しながら進めています。学校と家庭とが連絡を密にし、親が学校での子どもの様子を知ることによって、子どもの理解を深める新しい試みとして、このシステムの活用の可能性を1年間の運用を経て、保護者の意識をまとめました。
学校と家庭との連絡は、電子メールでリアルタイムに緊急的な情報を保護者は期待しており、同時に、子どもたちの学校での様子を連絡してほしいと期待していることが分かります。PTAとしては、保護者の皆さんへの電子メールでの学校からの連絡システムへの参加を積極的に呼びかけるとともに、従来からの連絡方法も併せて充実していくよう、学校側へ要望したいと考えております。
今後の改善点は、「情報内容をより充実させてほしい」「気軽に家庭から学校へ相談できるシステム」「双方向性の充実」という要望もありました。さらに「緊急の場合を除き、情報を定期的に同じ時間帯で送信する」など、まだまだ工夫せよとのご意見もありました。また、未登録者の多くは、「氷高ホットメール」を認知していなかったという結果に、今後は、連絡等の機会を増やし、さらなる宣伝の必要性を感じました。中には、学校としての個人情報の管理、あるいは情報提供そのものに不安を感じているという保護者もいることを知り、個人情報の管理徹底が家庭との信頼関係を築く一つの要因であることが分かりました。
終わりに、子どもが大きくなるにつれて家庭での親子で過ごす時間が少なくなり、親子の会話が少なくなり、子どもの気持ちを十分に理解しづらい状況になってきております。インターネットや携帯電話の普及により、学校と家庭が連絡を密にし、親が学校での子どもの様子を知ることで理解を深め、新しい試みとして電子メールを活用した学校から家庭へのさまざまな教育情報の提供を実践してみました。その結果、電子メールによって、学校から保護者へ、保護者から学校へと、さまざまな教育情報のやり取りが瞬時に確実にでき、プライベートな教育相談にも十分対応できるという利点があることが分かりました。この新しい取り組みは、その活用次第で本校PTA活動の活性化に大いに役立てるものだと考えております。今後も、地域ぐるみで子どもたちの安全を確保し、家庭と学校のさらなる密な連携を目指して活動を続けていきたいと考えております。
新潟県立村上中等教育学校
学力向上を目指した学校と家庭の協力の在り方 −親も子もLet’s try!−
平成14年4月開校で、新潟県では初めて、公立としては全国で2番目に開校しました。前期課程の中学3年、後期課程の高校3年の6年間を一つの学校で教育する6年制の学校です。
PTAでは、生徒の目標を実現するために学校と保護者が同じ意識を持ち、保護者と子どもが共通の話題を持って生徒を育てる環境作りを行っていかなければいけないと考えています。保護者と学校との意思疎通や情報を共有するために「PTA便り」を年間6回発行しています。
また、保護者に「PTA総会の出席率は100%でいきます」と言い続けて、意識づけを行っています。参加できない会員のために日を改めて夜間にも総会を開いています。
学年PTA活動では、1、2年生では、親子のリクレーションやバーベキューといった触れ合いの機会が比較的多くなっていますが、3、4年生と学年が進むにつれて、文理選択の段階、それから各学年の重要な時期、要は進路指導などです。特に6年生は、大学受験を前にして保護者と教員が一体になって、生徒の進路希望が達成されるよう学習会などを多く持つようにしています。
地区PTA活動については、地区を5つのグループに分けて行っています。校内の環境整備では、生徒、保護者、先生が一緒になって池の清掃や学校の周りの草取りをして、環境整備に努めています。大きな行事はPTAも協力をします。特に「44キロチャレンジウォーク」では、交差点や道路の安全確保、給水のチェックポイントを設けて保護者がボランティアとして参加します。職業体験学習で、夏休みに前期課程3年生が職場体験に参加します。
保護者の経営する店、保護者の勤務先、知り合いにお願いして、昨年は32社に受け入れていただきました。働くことの大変さ、新たな発見、職業意識の育成など、いろいろな職業があるのだということを現場で体験して感じているようです。
学習活動の支援の状況では、学校に依頼して定期テスト前の土曜日に、英語、数学で全校生徒対象の質問教室を開いています。さらに後期課程の生徒を対象に土曜講座も開催しています。授業の補充指導、それから模試対策を充実していただいています。
今後の課題としては、学習不振に陥った生徒が意欲を失わずに学習ができ、確実に成長していけるような家庭環境や学校環境をPTAが協力していけるような体制を考えています。また、保護者が学習面、進路面、職業面など多方面にわたって、どのような情報をもって生徒、子どもに接していくのか、そして働きかけていくのかという保護者の子どもへの対応が重要になってきていると考えています。
今年度、初めて卒業生を送り出すことになります。PTAにとっても一つの節目を迎えることになりますが、今までの歩み、活動を冷静に分析して、よかったところ、そして悪かったところを次に結び付けていければと考えています。これからも、保護者、生徒、学校がしっかり手を取り合い、活気ある学校、学びの場にするためにPTAの活動も重要になってきているというように考えています。
長野県諏訪清陵高等学校
家庭教育とPTA
諏訪清陵高校PTAでは、家庭環境と家庭教育のアンケートを実施しました。「保護者が
自分の高校時代と今を比較して大きく変わったと思うこと」では「情報量の変化」がトッ
プです。「家庭教育上よいと思われる変化」「家庭教育上悪いと思われる変化」でも「情報
量の変化」がトップです。とりわけ携帯電話とインターネットです。「経済的な豊かさ」が
家庭教育上悪いと感じている親が2割もいるのも興味深いです。「家庭教育の中で強く意識
していること」では「健康管理」「食事」「金銭管理」「進学・就職助言」です。「家庭教育
上の悩み事」では「情報にかかわる、携帯・パソコンにかかわる悩み」がトップです。
親の悩みは、携帯とパソコンと勉強です。情報化社会にはお手上げとしながらも、親が
学習を積み重ねていこうとする姿勢は大切だなと思いました。「親の信念や価値観を貫く姿
勢が大切」には、勇気づけられる思いがしました。「進路に関する情報提供の要望」では子
どもに比べて進路情報が少ないことに悩んでいる親の姿が見えます。
今度は、生徒の声です。「保護者に対して感謝していること」は「弁当・食事」「お金」「送
迎」「健康管理」「コミュニケーション」です。「うざい」「うるさい」と言いつつも、親の
精一杯の子育てに満足と感謝がうかがえ、嬉しく、元気がわいてきます。「親に対しもっと
望んでいること」は「お金」「弁当・食事」でおおむね満足しているということでしょう。
「進学・就職」「家庭学習」「生き方について助言をしてほしい」と子どもたちは言ってい
ます。「うるさい」「うざい」と言いながらも子どもたちは親につながりを求め、感謝して
います。自信を持っていきましょう。
最後に、「保護者に対して今以上望んでいないこと」は「家庭学習についての助言」「『勉
強しろ。勉強しろ』ってこれ以上言わないでくれ」「自分なりに精一杯やってるよ」「異性
等、友人関係についての助言」「携帯・パソコン等の扱いについての助言」などです。自分
の世界には親に入り込んでほしくないということでしょうか。
「親に対し望んでいないこと」、実は、子どももまたそのことで悩んでいるということだ
と思います。親と子どもの悩みは共通しているということを認識し、親が子どもとともに
悩みに向かっていくことができれば素晴らしいと思います。我々親の高校時代と今とでは、
時代の移り変わりを感じます。しかし、いかに時代が変わっても、人の心はそう変わるも
のではないはずです。我々も彼らと同じように悩んだではありませんか。その思いを常に
忘れず、子どもと心の通じ合える親になりたいと思いました。やがて孫の親になるわが子
に対する「親学」の第一歩であると思います。親学とは、今更学ぶことではありません。
すでに我々が我々の親から引き継いでいるものであります。学校は、勉強は教えてくれま
す。しかし、どうすれば立派な親になれるのか。これは、学校でも社会でもない。親が身
をもって教えることです。我々が引き継いだものを子どもに伝えることであります。家庭
教育とは、親のありようを子どもに手本を示して教える場。家庭教育とは、子育ての仕方
を子どもに手本を示して教える場。今回のアンケートで私が得た結論です。
福井県立丹南高等学校
家庭と学校の教育力を高めるためのPTAとしての役割
本校のPTAは、幼稚園、小学校、中学校のPTA連合会である鯖江市PTA連合会に
も加盟しております。しかし、本校は県立高等学校で、行政区間は県の教育委員会である
ため、要望を聞き入れられたことは一つもありません。しかし、わたしたちのPTA活動
の経験、わたしたちの情報を保育園、幼稚園、小学校のPTAの方々に伝えたいのです。
中学生や高校生になってから、「うちの子どものしつけはどうだこうだ」と言っても、時す
でに遅いのではないでしょうか。これこそ本日のテーマである「家庭教育」。家庭教育の重
要性を問うならば、今日この我々の子どもの年代ではなく、「三つ子の魂百まで」、すなわ
ち幼児教育の段階から家庭での教育を親として考えるべきではないでしょうか。ですから、
要望も一つも通りませんが、この市P連に加盟をしています。
また、フリースクールといい、保護者が1週間の間で、自分の好きな時間、限られた時
間ではなく自分のできる時間で1週間、学校の中を自由に参観できるシステムを設けまし
た。「来て、見てちょうだい。とにかくうちの子どもを見て。うちの学生を見て」といった
形で、ありのままを見ていただく。また、ありのままを親が見ようではないか。それを通
じて、家庭で親として、自分の子どもはどうなのだろう。よその子どもと比べてどうなの
だろう。いいか、悪いかではなく、親としてどうあるべきかというものを親自身が問おう
と会員に呼びかけております。
本日の議題である「家庭教育とPTA」。PTAとは、その家庭の親の、保護者の集まり
がこのPTAなのです。参加していただく優秀な保護者は、どの学校も問題がなく、やり
やすいかと思います。問題は、参加していただけない、無関心な、法律で禁止されていな
ければ自分たちの自主規制しているところでも堂々と車を止めて、子どもの悪い手本とし
てでも見せているような、そういった保護者をどのように家庭教育で学校の行事なり、学
校の先生方にサポートしていける体制を執れるか。それをやれるのはPTAだけではない
でしょうか。
そこでもう一度、皆さんに呼びかけました。「ですから、来られない人、来ない人、関心の
ない人、我々保護者同士で、同じ立場の保護者同士で、1人でも多く集まるときには、呼
びかけて連れてきましょうよ」と。役員が役員のための役員だけのPTAにだけはしたく
ない、してはならない。全会員で、1人でも多く、みんなのPTA活動。子どもたちから
も認められるPTA活動。したいことをどうすればできるか。やってみてだめならば、来
年からはやめておこう。やるためにはどうすればいいかを考えるPTA。という活動方針
で、やってきましたし、今後もやっていく所存です。